四季に観る有馬温泉

四季ごとに観ると、より楽しめる有馬温泉の観光スポットについてまとめています。

四季で変化する有馬温泉の表情

旅といえば、やはり気になるのが季節。桜や紅葉の開花時期を狙って旅行に行く観光客は多く、四季を楽しむ心が日本人に根付いています。
そこで自然を楽しめる有馬温泉の四季ごとのオススメスポットをまとめてみました。

・善福寺(曹洞宗)

落葉山の麓に立つ善福寺は、奈良時代に僧侶の行基が開基、仁西が再興しました。現在は、曹洞宗に属する仏教寺院です。本堂(拝観は要事前連絡)には、阿弥陀如来像と聖徳太子立像が安置されています。鎌倉時代に作られた高さ約70cmの太子像は、国の重要文化財。運慶4代目の法印湛幸の銘が刻まれています。
また、神戸市民の木に指定され、樹齢200年を超える一重のしだれ桜は「糸桜(いとざくら)」と呼ばれ、親しまれています。毎年4月、桜祭りの後桜の茶会が開催され、11月2日には、有馬大茶会の献茶式が行われます。
大ぶりの茶釜は、阿弥陀堂にいる住職の頭の形を面白がった秀吉が利休に命じ、その形に似せて天下一与次郎に作らせたことから「阿弥陀堂釜」と名づけられました。糸桜の脇には、苔の生えた地面の上に「千利休供養塔」がひっそりと佇んでいます。
秋は、お寺を覆うたくさんの紅葉が見物です。

・念仏寺(浄土宗)

念仏寺の画像秀吉の正室、北の政所の「ねね」の別邸跡であると伝えられています。神戸七福神めぐりの1つである寿老人が祀られている事でも有名です。
このお寺には沙羅樹園と呼ばれる美しい庭があり、樹齢・約250年の沙羅双樹の大樹が6月下旬、椿に似た白い花を付けます。毎年、花が咲く6月に「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」が開かれます。

・鼓ヶ滝公園

鼓ヶ滝公園の画像暑い夏を涼しく感じさせる滝は、森林浴に最適です。六甲山の清らかな水が流れ落ちる鼓ヶ滝。その名は、うっそうとした木々の間から聞こえる「ポン!ポン!」と鼓を打つような軽やかな落水の響きが滝壷から聞こえていた事に由来しています。
初夏の夕暮れには、蛍が辺り一面を飛び交い、涼やかな河鹿蛙(かじかがえる)の鳴き声が聞こえます。兵庫県内のほぼ全域で見られるこの蛙は「フィー、フィー」という鹿のような美しい鳴き声のため、古来より日本人に愛されてきました。

・亀乃尾瀧

亀のしっぽのように細いこの滝は、ゆけむり坂を少し登った、左手の不動明王の祠の側にあります。左手の岩には「暁櫻」と刻まれてあり、江戸時代の京都の書家亀田窮楽の落款があります。

・瑞宝寺公園

瑞宝寺公園の画像この公園は、黄檗宗瑞宝寺があった跡地にあり、現在は伏見城の遺構という山門だけが残っています。太閤秀吉愛用の石の碁盤があることでも有名です。
公園一体を真っ赤に埋め尽くした紅葉があるのは、秀吉がいくら見ていても飽きない、と賞賛したと言われる「日暮らしの庭」。11月2・3日には、有馬大茶会が行われます。

・ねね橋

ねね橋の画像この橋は桜の開花時期だけではなく、秋にも立派な紅葉が見られます。本数は少ないですが、ねねの像の後ろで燃えるように赤い紅葉は、情緒溢れるものがあります。

 

・林渓寺(浄土真宗)

林渓寺の画像江戸時代に東本願寺の別院だった林渓寺は「湯山御坊」と呼ばれていました。
この寺の見物は「未開紅」と名付けられた樹齢二百余年の紅海。蕾の時から紅いため、江戸時代に本山の十九世乗如上人が「未開紅」と名付けました。
3月中旬、梅の開花を楽しみにしていた沢山の見物客が足を運びます。梅の実を食べると子宝に恵まれる、という言い伝えがあり「はらみの梅」「にむしんの梅」とも言われています。