3種類の泉質が楽しめます

日本三名泉のひとつ、有馬温泉の泉質とその効果・効能を調べて、分かりやすくまとめました。有馬温泉の歴史についても掲載しています。

多くの成分を含む有馬の「金泉」「銀泉」

有馬温泉の泉質には、世界的にみても珍しく、お肌にやさしい成分が多く含まれています。

冷え性や腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害などに効果があり、保湿効果も期待できるそう。また、リウマチ疾患や外傷、高血圧症などの治療にも効果があり、温泉療養(適応症)に優れた泉質でもあるそうです。

この泉質を、地元では大きく2つに分けています。

(1)金泉

鉄分を含み、空気に触れると茶褐色に変わる温泉。また塩分も含んでおり、お肌に塩がついて薄い皮膜をつくるため、保湿効果も期待できます。さらに、メタ珪酸といわれる物質が肌触りをマイルドにしてくれるとか。

◎効果・効能…冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害、感染性皮膚疾患や慢性湿しん、各種アレルギー性皮膚疾患、じんましん、傷・やけどに効果

◎適応症…炎症性および非炎症性のリウマチ疾患、外傷、手術後のリハビリテーション、慢性附属器炎、機能性不妊症、自律神経系障害、乾癬(かんせん)

(2)銀泉

銀泉は、さらに2つに分けられます。二酸化炭素を多く含む「炭酸泉」と、ラドンを多く含む「ラドン泉」です。銀泉は無色透明で、高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、機能性心疾患などに効果的だそうです。

◎効果・効能…食欲増進。飲用すると胃液の分泌を刺激。

◎適応症…(炭酸泉)高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、無治性の傷、手足の局所的循環障害
(ラドン泉)硬直性脊椎症、関節の退行性症状、慢性多発性関節症、脊椎の退行性疾患、慢性痛風、関節、筋肉リウマチ、軽度の末梢性動脈血行障害、更年期障害、気管支性ぜんそく

千年以上の歴史を誇る由緒正しい温泉地

有馬温泉の「湯泉神社」日本最古の温泉といわれる有馬温泉。

その存在は、飛鳥時代から知られていたそうです。日本書紀にも、当時の天皇(舒明天皇)が入浴を楽しんだという記述もあります。

戦国時代には、豊臣秀吉が戦の疲れを有馬の名湯でいやした際、庶民にも楽しんで欲しいと何度も足を運んで泉源の改修工事を行いました。その効果が江戸時代になって庶民に愛される温泉街として発展していったそうです。

太閤橋やねね像など、秀吉にちなんだスポットがあるのも、このため。有馬温泉は歴史にも恵まれた、由緒正しい温泉であることがわかりますね。